浅草にて開催された『合同展示会』に行ってまいりました。そこで見たプロダクトをいくつかご紹介します。
サードパーティ製カセット
MSCのカセット
様々なパーツに供給不安がある中、希望のスプロケットが無いなんて状況も珍しくありません。
そんな中でシマノ純正やスラム純正ではない、いわゆるサードパーティ製スプロケットが用意できると助かる場面もあります。
純正の代替品としてのみならず、純正品では用意されていない隙間を埋める商品もあったりします。11-52Tの12速ギアとか。

ホイールのトレンド
多くのメーカーから似たようなカーボンホイールが出ているなぁ、という印象。
各社研究によって最適な形が固まってきたということでしょう。
もしくはその流れに乗ってカタチを真似して低価格でシェアを取ろうとしているか。
Reserve
Santa CruzとCerveloが共同開発したというホイール。ビジュアルからして空力をかなり追求している様子が伺えます。
今シーズンは強豪揃いのユンボ・ヴィズマチームが使用するホイールということでより注目を集めるでしょう。

Reserve 34/37、40/44、52/63、77/Disc という組み合わせで4モデル発売されます。
モデル名はF/Rのリムハイトを表しますが、フロントのリムハイトを低くするというのは各社こぞって採用しているトレンドのようです。
前後でリムハイトを変えるコンセプトは以前からありましたが、RovalがF51/R60のRapide CLXを出してから一気にトレンドが加速したように思います。
LUN
Hyperシリーズで注目を集めていますLUNのホイールですが、、、
まだ情報解禁前なので割愛。
トレンド
ハイト:フロントがリアよりも少し低いのがトレンドです
リム幅:内幅21〜25が主流。外幅はフロントがよりワイドな方が良いようです
ストレートプル・Jベンド(ひっかけ):ストレートプルの方が優れている気がしますが、一部ハイエンドでもJベンドスポーク採用のモデルもあります
エアロスポーク・丸スポーク:エアロ一択でしょう
スポーク本数・組み方:スペックには書かれていないことも多いけど、要注意です。意外と一番ノウハウが活きるところかなと思ったりしています
フックド・フックレス:将来的は、TL前提のフックレスが主流になると思います(願います
タイヤの種類:TLが少しずつ当たり前になってきていますが、まだ成熟には程遠いです
価格:ミドルグレードが20-25万円、ハイエンドが35万円〜、という感じ。
たぶんトレンドの最先端を行っているRoval Rapide CLXが35万円ですが、これが今や割安の部類になりかけています。
ホイールは走行性能に一番大きな影響を与えるパーツですので、常に目が離せないですね。


パンク修理
Qbicle AIRKEY 10g!
パンク修理用CO2ボンベを使う際のボンベヘッドです。
使い方が非常にシンプルな分超小型・超軽量なのが最大の特徴。
総使用頻度が高くないだけに、最低限の機能を持ちながら極力コンパクトにしたいですね。
グラベルレースではこれをバッグにしのばせようかなと思ってます。

なおこの手の商品で重要なのは、必ず携行品にする前に試してみて使い方を熟知することです。
輪行バッグ
今までシーコン・エアロコンフォートで20年近く飛行機遠征を行っており、トラブルもなく大変気に入っていましたが、2代目エアロコンフォートもだいぶボロくなってきたので買い替えを検討していたところです。
EVOC ロードバイクバッグプロ

セミハードケースで、シーコンと同じく全後輪外すだけ。しかもTTバイクにも対応。シーコンよりも少し重くて大きそうだけど、造りはしっかりとしてそう。
昨年の使用頻度と同じくらい今年も飛行機で飛び回りそうなので、これは要検討。
けっこう本気で検討中。
Qbicle BIKE PORTER TT
完売で入手不能となっていたこちらが再生産されるのが決まったとのこと。

ブレーキローター
Swiss Stop Catalyst

シマノの新しいローターが優秀なのでそれを使ってれば良いんですが、それが手に入らない時の為にサードパーティ製も見ておかないといけないんです(最近は供給が安定してすぐに入手可能ですが)。
あと、ここで注目したのは6穴のローターもしっかりとラインナップされていること。オフロード系のホイールでセンターロックではなく6穴対応のホイールってのがあるんですよ。そんな時に使ってみようかなと。
あ、ロード用もかなり造りは良くて性能も良いという噂を聞いたので、使ってみたいと思ってます。
25万円の軽量カーボンフレーム
GHISALLO GE-110エンデュランスロード
金融緩和、資源高、輸送コスト高騰、需給バランス、などの影響により自転車全般的に価格高騰している中、日本の代理店FUKAYAのオリジナルプロダクトであるGHISALLOのロードフレームに注目です。

フレーム価格253,000円は激安ではないですが、カーボンシートポスト、カーボンハンドル、カーボンステムまで付属します。(付属するハンドル・ステムは上記写真とは別モノです)
この価格で、フレーム重量850g(Mサイズ・未塗装)と非常に軽量。
ジオメトリーを見ると、ホイールベースやや長め・ヘッドチューブやや長め・BB下がりやや大きめで、エンデュランスロードとしてとても乗りやすそうな印象です。
タイヤクリアランスはMax 32c。もう少し太いの入れば未舗装路もいけるんだけどな、、、と個人的には思ってしまいます。
色も見た目も安物っぽさが皆無で非常にかっこいいいです。
2月中旬頃入荷予定でご注文承っております!
一時期話題になったアレ
SCOPE Atmoz
走りながらタイヤの空気圧を調整できる、アレです。
結局話題に上がったけど昨年のパリ・ルーベでは使用されなかったと記憶しています。
今年はどうでしょうか?


走りながら手元のスイッチで空気圧の加減圧を行えると。重量増は前後で+600gだそうです。
このプロダクトが流行るかどうかは分からないけど、時代を変えるようなイノベーティブなプロダクトはその裏側に100の失敗を経て産まれてくるものなので、こういう事にトライする企業ならびにそこへの出資者にはエールを贈りたいです。
その他、特に新しい商品ではないですが、、、
Nissen ケーブル

高岡も以前使用していました。空力的メリットの大きいワイヤ内装自転車が増えた為、タイトなケーブルルーティングを強いられるケースが多いですが、そのような際により柔軟性の高いステンレスのアウターケーシングは有用です。
LOOKペダル

LOOKのフラットペダルです。いや、何がスゴイって特に無いんですが、、、街乗り自転車にLOOKペダルがついていたらカッコいいかなと思った次第。
150mmステム

ごく稀に極端なポジションを試したいというニーズもあるかと思います。そんな時にこういう選択肢もあるんだなと覚えておきます。自分のメモ的に。
CATEYEライト

CATEYEといえば、ベストセラーになること間違いなしのVOLT400/800 NEOが新発売されましたが、実は高岡が以前から愛用しているのがこちら、SYNC CORE。
この3つはペアリングさせることが出来て、一度ペアリングさせるとどれか一つのボタンで全て連携してOn/Offができます。
2つ(3つ)押す手間を一度にすることができる。これだけですが、これが毎日乗ってると意外と便利で効用大です。
人間は基本的に怠け者なので、少しでも楽をしたいという飽くなき欲望が生んだ名作です。
以上、展示会レポートでした。
お店に全ての商品を揃えることは出来ないですが、お取り寄せは出来ますし、色々なお悩みご相談の上で商品を決めるお手伝いが得意でございます。是非お気軽にお店に遊びに来てください。