オレの愛車はフロント2段×リア12段で、24段変速だ! と誇らしく思っている皆さんこんにちは。RXスタッフの平均年齢を引き上げているカブです。
20世紀だったらF3×R8でようやく24段だったワケですから、本当に素晴らしい時代ですよね。
余談になりますが、私が20代だった頃のロードはコースプロファイルによってスプロケットを入れ替えたりしていたのですよ。
だから、わざわざ部品を交換することなくクルクルの軽いギヤからギュインギュインの重いギヤまでカバーされてしまう仕様はありがたいんです。
でもちょっと待って下さい。
R変速が多段化した結果、超ワイドなスプロケットでもある程度のクロスレシオ(=隣り合う歯数差が小さい仕様)が確保できるようになって、だったらいっそのことFディレーラーなくせるんじゃないか…って流れが起きつつあるんです。
すでにMTBやCX(シクロクロス)ではFディレーラーは淘汰され、グラベルバイクでも風前の灯。もちろん、これらのオフロード系では太いタイヤとFディレーラーの共存が難しかったり、2枚のチェーンリング間に泥が詰まったりといった要因もあるのですが、そもそもFディレーラーはチェーンにピーンとテンションが掛かっている途中で変速させているので、機材に大きなストレスを掛けているんですよね~。
ということで、私が乗っているスペシャライズド・アレーは、時代を少し先取りしてR12段のみの1×(ワンバイ)仕様にしています。

スプロケットはシマノ・デオーレXT(CS-M8200)の9~45T

そしてチェーンリングはチェーンが外れにくいナローワイド仕様の44T。
これで、ギヤ比0.9(ロー)から4.9(トップ)までカバーしてくれます。
28cタイヤ装着時の机上の論理では、9.7km/h(ケイデンス70rpm)から62.3km/h(ケイデンス100rpm)まではストレスなく回せるはずです。つまり、勾配10%ぐらいの坂をヘコヘコ上って、その後の下りをバビューンと気持ちよく走れてしまうワケで、実際1×化したアレーではそんな走り方をしています。
ここで大切なのがRDで、段差や振動でチェーンリングがバタつかないように、ゲージピボット部分にワンウェイクラッチのダンパー機構が入っている必要があります。
クラッチがないとチェーンが暴れた際にクランク周りでチェーンが外れるリスクが増えてしまい、それがペダリング最中に起こると踏み抜いてしまってけっこう危ないんですよね。

そんなワケで使っているのはスラムRED・XPLR(エクスプロア)。
スラムはそもそもクラッチ推進派なのです。シマノだとオフロード用の上位パーツにしか搭載されていませんから。
なお、12s以上のスラムロードコンポはフラットトップチェーンがデフォルトですが、スプロケットとチェーンの互換性が重要です。今回のようにスプロケットがシマノの場合は、RDのメーカーに関わらずシマノ互換のチェーンを使いましょう。
ということで、最後に1×仕様のメリットとデメをまとめておきます。
◯チェーントラブルを起こしやすいFディレーラーを使わない。
◯もしチェーンが外れても復旧が超簡単。輪行時もね。
◯直感的な変速が可能。軽くするか重くするかのみ
◯後輪に異物を巻き込んだとき、Fディレーラー周辺にダメージを与えることがない。
◯軽量化の可能性がある(軽量なスプロケットを使った場合)。
✖️ナローワイドのチェーンリングは側面の摩擦抵抗が増えがち。とくいトップorローという両端を使った場合に顕著。
✖️トップ小さいスプロケットはチェーンの屈曲が大きいので、それも摩擦抵抗増加の要因。オイル切れは絶対NG。
✖️クロスレシオ化が進んだとはいえ、隣接する端数差は少し大きくなる。
【結論】
メカトラを起こしたくないのなら1×化を是非とも検討してください。駆動効率とより細かなギヤ比選択をしたいのなら従来通り2×がおすすめ、デス!
ご興味持たれましたらご相談お待ちしております。
