【ZIPP】マルチパーパスな303 FIRECREST

ZIPPのロングセラー・ホイール、303ファイアクレストをご紹介します。21シーズンにリニューアルされて大幅にスペックがかわっています。

ストレートサイド、いわゆるフックレスリムを採用しました。リム高は40mm、リム幅(外ー外)は30mmと広くなっています。リム内幅は25mmと広くなっており対応タイヤの幅も当然ワイドになっていて、対応タイヤ幅の最小値は28mm、最大幅はなんと55mm!! と幅広すぎるスペックです。 なお空気圧の上限値は72.5psi=5Barです。時代ですね。

このリムデザインがこのホイールのキモで、タイヤとの一体感を高めて空気抵抗を最適化します。さらにワイドなリム構造によってたわみにくく転がり抵抗も軽減しているとのこと。

このホイールは前述したフックレスリムプロファイルによりビードが強固なチューブレスレディタイヤ専用ですので、クリンチャータイヤは利用できません。タイヤの互換性については取扱代理店https://manys.work/2021/12/post-1472/のポストを参照に。
が、タイヤの着脱などの施工性が高く、比較的スピーディに行うことができ、これまで感じていた「ビードがまったく落ちない」や「そもそもタイヤがはまらない」といった出先で生じたトラブルに対応できないような事象も改善されるでしょう。そのおぎない余るパフォーマンスを是非体験してみてください。

重量はリムテープ付属でフロント:631g、リア:766gの実測1397g(公称値は1355g)。なにより前世代よりも300gほど軽量になっているそうですので、まるで別物ですね。しかしながら総重量115kgまで許容するタフネスさを加味するとなかなかのものじゃあいないでしょうか。

ZR1ハブセットはオーソドックスなJベントスポークを採用しています。
スポークは手に入れやすいですので、折れてしまったときなどのトラブルにも即座に対応しやすいですね。リアハブはドライブ側のみラージフランジです。33のラチェットリングとボディには3×2の爪で、1周66点の歯の噛み合わせがあるということです。とにかくきめ細かいラチェット音が高いパフォーマンスを連想させます。

さて、実際にスタッフが170km/6hほどのライドでシェイクダウン。タイヤはコンチネンタルGP 5000S TR(28c)をアッセンブル。総論としてはホイールの性能は現在市場に出ているハイエンドホイールと遜色ない性能でしょう。軽量なリム外周部のおかげで踏み出しも軽く、しっかりとした剛性感のホイールです。
やはりタイヤから得られる恩恵がすばらしく、目まぐるしく路面のコンディションが変化する一般公道で実に高い快適性を得ているだろうとのこと。つまりはタイヤの性能を遺憾なく発揮できるといえます。まさしくホイールの本分ですね。

このハイスペックホイールの気になる価格はフロント/税込価格132,700円 リア/税込価格139,600円。なおリアフリーボディはSRAM/SHIMANO 11s用とSRAM XDR用があります。
また最新のZIPPホイール/コンポーネントを購入すると生涯保証が適用されますので、正規代理店・販売店での購入をおすすめします(諸条件あります)。

在庫状況などは電話かメールにてお問い合わせください。
RX BIKE
TEL:03-6303-1679
Mail:rxmeguro@roppongi.express

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