VengeやTarmac SL7とともに世界トップレースで勝ちまくっているS-Works Evadeヘルメットの最新モデル、Evade 3(33,000円)のご紹介です。
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商品詳細はマーケティングにも力を入れているSpecialized.comをご参照いただくとして、ここではあまり公表されていない情報をご提供します。
実測重量

まずはみんな気になる実測重量。
最近は、個体差が大きいという理由からか、開発において重を重視していないからか、重いから見せたくないからか、公称重量未記載の商品が多い気がします。
ヘルメットも然り。初代S-WORKS Prevailは200gを切っていましたが、Prevail 3は300g弱になっているようです。
Mipsが搭載され、空力性能は大幅に良くなってはいます。重量(軽量さ)追求は今の時代の主流ではないのでしょうね。
そこだけに着目すると簡単に追従されてしまうからというのも一因な気がします。私のただの邪推ですが。
個人的にはヘルメットで重要なことは、頭を守る安全性>快適に被り続けられるフィット感>かっこよさ=重量、という序列です。
フィット


アジア人に多い頭の形に合わせていますが、従前のAsia FitではなくRound Fitという形状に変更されています。単に名前の変更だけではなく若干の形状変更もあるらしいです。実際に今までのS-WORKSヘルメットと比較すると、サイズ感が変わるまでではないですが、フィット感は違いました。
是非店頭で試してみることをお勧めいたします。
なお右写真のPrevail II VENTの顎紐がヘルメットにつながっている部分(赤丸)がだいぶ外側なのがお分かりになると思います。
サングラスで外側から抑えないと顔から離れたところでビラビラしてしまい、空気抵抗になります。
この付け根部分がEVADE 3ではもっと内側に移動されまして、ストラップが顔により近くなるように改良されました。
またストラップがヘルメットの前と後ろから出て耳の下で繋がっていますが、この部分が全て固定されていて長さ調整がまったくできなかったのですが、Evade 3から耳の下でY字になる接合部分を前後に動かせるようになりました。全体の長さを調整することはできませんが。
在庫状況
ただいまEvade 3に関してはメーカー在庫もほぼ全て枯渇状態です。
店頭には赤のMサイズがサンプルとして展示してあります。
次回入荷時にしっかりと確保できるように、是非RX BIKEにて注文(バックオーダー)をいただけますと幸いです。
RX BIKE
rxmeguro@roppongi.express / 03-6303-1679
〒153-0064 東京都目黒区下目黒6−15−16 クーカイテラス1F
おまけ



GIROはインナーシェルとアウターシェルが独立して動くという独特の安全機構を搭載しながら、そこまで重くないです。ここらへんがスタンダードかな、と思っています。
ABUSのラインナップの中でもエアロヘルメットという位置付けのAirbreakerは軽い!けど残念ながら高岡の頭には合わずにすぐに手放しました。


トレイル用っぽいバイザー付きのヘルメットはSpecializedのAmbush。こちらはバイザー付きながらMサイズで306gと意外と軽量。都内移動の自転車でいつも愛用しています。
Ambushはモデルチェンジされて新型が出ている為、私が愛用している上記モデルは20,900円→13,585円と特価になっております!



KASK Protoneはかなり軽いですね。
KabutoのIzanagiも軽さがウリのヘルメットではないですが、十分に軽いです。
Kabuto Flairは超軽量がウリのヘルメット。後頭部のアジャスターが2種類付属していて、簡易的で軽い方だとこの重量。
ちなみに超軽量のFlairは廃盤となっていますが、これは新安全基準を適用した時にそれをクリアできないからとどこかで読みました。
そのくらい安全性能よりも重量に全振りした商品なんですね。ヒルクライムレース限定使用くらいならリスクは小さいから良いかな。



徐々に重くなってきてますね。
そして、Prevail IIIはさらに重くなって300g弱だそうです。
他のパーツ同様、時代は重量よりもエアロを追求する方向のようですね。
カタログスペックだけではなく実際に試してみて、そのバランス取れた商品を探していきたいと思います。