1バイク/1ポジション/1スプロケットで、あらゆる路面を行ってみる!その1

あえて入門グレードのALLEZに乗るカブ
サイクリングの楽しさはどんな機材も変わらない
タイヤとギヤ比が適切なら、どこでも走れる!

どうも。カブです。

早いもので40年ぐらい自転車(スポーツバイク)に乗っていますが、楽しんで走るために大切なのは
①ポジション ②ギヤ比 ③タイヤ
だとつくづく思っています。

とりわけ最近はハイエンド機材の価格高騰が顕著で、しかも機能が一点豪華主義になっている気が。
たとえばエアロ! とか 軽さ! とか。

機能や目的、ターゲットポイントを絞り込んで、そこへ資本(技術)を集中投下する流れは、レース機材として捉えるなら至極当然の進化ではあるのでしょう。しかし、自分のような単なる趣味サイクリストにとっては『乗らされている感』に陥ってしまいそうでして。。。

メーカーのセールストークにならって機能の恩恵を受ければいいのでしょうが、生まれ持ってのシニカルな性格が災いして(?)、こうなったら世の流れに逆らって全方位的にチープ&気軽にサイクリングを楽しんでやろう! と最近は思っているのです。こまったモンだ。

ということで何度か伝えている最近のメーンバイク、というか、もはや稼働している唯一のバイクがスペシャライズド・アレー(ALLEZ)。そう、スペシャライズドの中ではロードバイクの入門的な存在です。
自転車に関する仕事をしているんだから、さぞかし高いバイクに乗っていると想像しているみなさん、期待に添えずスミマセン。

ベースになっているアレーは完成車で20万円そこそこだったモデルでして、入門向けといえどもコレ1台にいよいよ集約なのです!
100km超のポタリング&ツーリングも行くし、ゴリゴリとロード練習もこなすし、さらにはジャリジャリと林道やトレイルにも繰り出しまっせ〜〜!

しかもポジションは常に同じ。スプロケットもたった1つのみ。
1バイク/1ポジション/1スプロケット! 
フィールドごとにバイクを用意するのではなく? たった1台で全部?? ホントに???

ちなみにパーツ類は、店内で使う予定のなかったモノたちを寄せ集めています。
そんなアレーの、まずはロードバージョンに迫っていきましょう。

メーンコンポは、もはや旧型となったD1世代のSRAM REDです。
RDはワイドスプロケットに対応するXPLR(エクスプロア)仕様。

組み合わせているスプロケットはシマノ・デオーレXT(CS-M820)の12速9-45T。
チェーンとスプロケットの整合性が保たれていれば、RDはメーカーの壁を超えられるんですね(←オフィシャル的にはそうは言っていませんが)。

対するチェーンリングは44T。メーカーのdigiritはWEBサイトの更新が停止しているので、もしかしたらもう活動していないかもしれません。
とはいえフロント44Tで、トップ4.89倍/ロー0.98倍のギヤ比を実現。
一般的なフロントWギヤに換算すると、トップ54x11T(4.91倍)/ロー34x34T(1倍)に相当します。超ワイド!!

SRAM情報によると、5月6日に実施されたブエルタFEMの第6ステージ、アンナ・ファンデルブレッヘン(←東京オリンピックTT銅メダル!)が27%の激坂を制して勝利したのがまさに似たような仕様だったようですね。
ちなみに彼女が使ったのはSRAMの10-52Tスプロケットでした。

だよねー、だよねー。もう時代は1xだよねー。
しかるべきRディレーラーを使えばフロントのチェーン落ちがないし、安心安心。
スプロケットの歯数が飛ぶから一定ケイデンスを保てないって? いやいや、ケイデンスに囚われすぎでしょう? むしろ変速回数が減るから乗りやすいぐらいですって。

ホイール周りはroval・TERRA CLX+ピレリ・P zero RACE TLR RS/28C

TERRAホイール、グラベル専用と思っていませんか? 地球っていうネーミング通り、アスファルト含めてどこだって走れるんですよ(←タイヤ次第ですけれど)。
むしろ、この世代のTERRAはリム内幅25mmなので、エアボリュームたっぷりで安心できる幅感じゃありませんか!
そしてタイヤはもちろんTLR(チューブレスレディ)仕様で運用しています。

ハンドルバーはCADEX・AR(オールロード)400mm。ちょいフレア(←バーの下側が広がっているんです)になっていて、コントロール性に優れるんです。

で、上ハンを握っているときにも変速したいので、トップ裏にBLIPS(サテライトの変速ボタン)を仕込んでいます(赤矢印部分)。
これを使いたいために、SRAM最新E1世代(←BLIPSが付けられません)に移行できずにいるんですよねぇ。

ペダルはGARMIN・RALLY。旧世代のボタン電池仕様です。
ここ数年、パワメを使わず(どころかサイコンすら取り付けず)気の向くままにアチコチを走り回っていました。野良犬かよ。
しかし、毎週土曜日朝に練習仲間を募ってトレーニングライドへ繰り出すようになって、どうしてもパワー目安にペース配分する必要に駆られたのです(首輪付けられちゃったなぁ…)。

重量は写真の状態で8.0kg。
ロードバイクとして見るなら決して軽くはないし、オイルライン剥き出しでエアロでもないけれど、尾根幹のアップダウンをときに時速45km超で集団走行するには十分なんです。びゅいんびゅいんっ!

ちなみにALLEZはカリカリのレースバイクよりも少しホイールベースが長くて、それによってもたらされる安定性重視なハンドリングでリラックスして乗れてしまう。
もちろん最新ハイグレードな機材を全面的に揃えれば楽に速く走れるのだけれど、走る楽しさに関してはTARMACもALLEZも一緒なんだよなぁ。

さて次はグラベルバージョンについて書きましょう。

TEXT:スタッフ・カブ

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