新Super Six EVO

Super Six EVOが第4世代へ

今までのHi-Modの上位機種としてLAB71が登場
より速く(空力の向上)、より軽く
Momo Designとの共同開発の一体型ハンドル

3月1日日本時間夜に新型Super Six EVOが発表されました。
今までのハイエンドモデルだったHi-Modの更に上位にプレミアムグレードとしてLAB71モデルが誕生しました。

RX BIKEではLAB7デュラエース完成車の51および54サイズ、およびノーマルSuper Six EVOアルテグラ完成車の51サイズがご商談可能でございます。

詳細説明や写真などは各メディアから一斉に発表されております、概ね同じような内容の記事となっておりますので、こちらで重複するような記事は割愛させていただきます。

高岡が真剣に検討した際の考察を書きたいと思います。


LAB71

SpecializedがS-WORKSというハイエンドブランドを確立し、GIANTがCADEXというブランドを作ってるように、CannondaleはハイエンドのラインナップをLAB71と位置付けました。今後の展開に期待です。

空力の向上

SpecializedがVengeをアップデートせずにTarmac SL7でエアロ・軽量を両立させたように、Super Six EVOはエアロでありながら超軽量なフレームに仕上がっています。
形状的には今のスタンダードであり特に目立つ点はないですが、一体型ハンドルとエアロボトルセットは非常に興味深いです。
エアロボトルケージはElite CHRONOをレース時に付け替えて使用していましたが、Cannondaleの物は通常のボトルも使える仕様のようなので、大変楽しみです。

重量

56サイズのペイント済みフレームで770gらしいです。ペイントの種類、付属品の有無など細かい点を揃えて比較できないですが、おそらくTarmac SL7とほぼ同等かと思います。
ただしFフォークが425gという情報がありまして、こちらはSL7対比+50gほどになりそうです。
エアロなシートポストは意外と軽くて168gほどなので、こちらもSL7と大きく変わらないです。

言わずもがな、軽い方が良いです。(性能を犠牲にしなければ)

一体型ハンドル

Momo Designと共同開発ということで、空力性能・重量・見た目などかなり良さげです。
なお、400×120というサイズ展開はあるようです。大きな選手も狭いハンドル幅を使う時代なのでこのラインナップはありがたい。
汎用ステム・ハンドルも使用可能ですが、できればセットで専用品を使いたいものです。

ジオメトリー

先代(第3世代)Super Six EVOから変化なしです。
ただSpecialized(もしくは他メーカー)から乗り換える際にはチェックが必要です。
自分が乗っているメインバイクとSSEVOのジオメトリーを比較してみました。

Tarmac SL7 54 / SSEVO 51 / SSEVO 54 比較

私は174.5cmでTarmac SL7の54サイズに乗っているんですが、ポイントはヘッドチューブ長・Stackです。

私のSL7(54)はヘッドチューブ長が131mmと短くてスタックは534です。これにスペーサーなしで-12°ステムというかなりハンドルが低くなるセッティング。
つまりこれ以上ヘッドチューブが長(=スタックが高)いとハンドル高さが出ないのです。しかも一般的な一体型ステムは-6°くらいなので、少し高くなってしまいます。

↑のサイトで比較してみると、Cannondaleで同じ54サイズだとヘッドチューブ長が153と20mm以上も長く、よってスタックも554と20mm高くなっております。これに専用の一体型ハンドルが6°だと絶望的にハンドルが高くなってしまいます。

なのでCannondaleだと51サイズかなと。ヘッドチューブ長・スタックが同じなのでスペーサーなしならハンドル高さは同じくらいにできそうです。ただし一体型ハンドルが-6°だとそれでも少し高くなってしまいますが。
(-12°ステムと-6°ステムは120mmで比較すると高さが12.4mも変わってきてしまうので、少しではないですが、、、)

ただSL7の54とSSEVO 51を比較するとリーチが9mmも違う。SL7で120mmステムを使っているので、SSEVOでは計算上130mmで適正となるのか、、、
なので同じポジションを再現しようとすると51サイズ・12°130mmステム、となりそうです。
プロ選手が小さめのフレームサイズを選択する傾向があるのもこんなところに理由がある気がします。

またジオメトリー比較してみて気付いた大きな違いは、SSEVOの方がヘッド角が寝ていてFセンター・ホイールベースが長いということです。
以前乗っていたバイクだとCOLNAGOに非常に近いかなと感じました。


とまぁ調べて計算してみましたが、実際は組み替えて乗ってみてフィーリングで合わせていくので、出来上がりのポジションが必ずしも今乗っているバイクと同じになるとも限りません。
経験上10mm程度は違ったポジションがしっくりくるということもよくあります。

というわけで乗り換えるのが楽しみです。


ご参考メディア掲載情報

(リンクで各記事に飛びます)

■シクロワイアード:キャノンデールのSuperSix EVOがフルモデルチェンジ エアロを強化し更なる万能レーサーへ

■サイクルスポーツ:生まれ変わったキャノンデール・スーパーシックスエボ

■La route:エボがついに次世代に進化

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