最新の自動変速機クオートを旧式のクロスバイクに入れてみた

シマノCUESの自動変速システムQ’AUTO
本来は142mmスルーアクスルのみの設定だが……
加工して135mmQR仕様のクロスバイクに入れました

どうも。RXの工作セクションも担当しているカブです。

RX BIKEにはしばしば無理な工作/組み付け/メンテなどの案件が持ち込まれます。互換性のないものをどうにか動かしてとか、スモールパーツが廃盤になった古いパーツをリビルトしてください、みたいな感じです。

もちろんワタシの努力ではドウにもならないものはお断りします。しかしドウニカなるのならドウニカしたい性分でして、そんなドウニカ案件を紹介したいと思います。

今回のテーマはQ’AUTO(クオート)。最新パーツのクオートをちょっと前のクロスバイクに入れられないか、フレームは古い規格の135mmQR仕様ナンだけれど~、というご要望です。

このクオートがめちゃんこ賢くて、AI搭載の自動変速! ライダーのクセを学習して最適なタイミングでバシバシとギヤチェンジ! 常に(というより先回りして)最適ギヤを選び続けてくれて、確実にオレより勤勉だ。そして多分あなたよりも。しかも変速に関わる動力は自動給電。人間に置き換えるのならメシも食べずに働き続けるようなものですね。コワ。

でもね、このリアハブが142mm幅TA(スルーアクスル)しかリリースされていないんです。

いやいやソレはもったいない、古いMTBや低価格のクロスバイクにだって取り付けたいじゃん?ということでアチコチ削ったり部品を追加したりしてうりゃーっとQR化しました。

↑加工後のクオート用RハブFH-U6060。シマノでは作っていないOLD135mmのQR仕様になっています。このRハブの中に発電用のコイルと電力を蓄えるキャパシタ、ホイールの回転数を計測するセンサーやRDを制御するコントローラーみたいなものが入っているらしいです。右側からは電装ケーブルがピョろっと出ております。

加工し終わったコヤツをどりゃ〜〜とインストールするとこんな感じに。

↑全体像ビフォア(上)とアフター(下)

↑クランク周りビフォア(上)とアフター(下)。だいぶスッキリしました

↑同様にハンドル周りのビフォア(上)とアフター(下)。シフトレバー&ケーブルがなくなって視界良好!

ご用命をいただいたオーナー様のファーストインプレッションは、「今までこんなに変速したことなかった! 使っただけで勉強になります! 入れて良かった~~!」

そうなんですよ。人間はサボりますが機械はサボりませんし面倒くさがりません。今後は一切の変速操作は機械任せで。人間はペダリングとステアリング操作に専念です!
ということで今回のドウニカ案件も無事にドウニカなりました。お客様にも喜んでいたただいて自転車屋冥利に尽きる次第です。よかったよかった。

ちなみに135QR化ができるということは、リムブレーキの自転車にもクオートを入れられるということです。もしご興味ありましたらご相談くださいませ。

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